人気 インドネシア・西カリマンタン州ダヤク族のハンパトン型木製の鐘

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インドネシア・西カリマンタン州ダヤク族のハンパトン(守護像)型木製の鐘
西部カリマンタン州のカプアス川沿いに暮らすダヤク族が、かつて合図用の道具として使用していた「ハンパトン(守護像)」型の木製の鐘です。時には、木器としても使われていました。ハンパトンは、元来、ロングハウスの入口や、時には村への出入り口に設置していた木彫です。これは鉄木(アイロンウッド)の若木で出来ているため重量がおよそ7.4kgもある守護像です。大昔には、顔の部分は、部族戦争で奪った敵の頭蓋骨そのものでした。つまり、木彫の胴体部分に、本物の人間の頭蓋骨を被せていました。しかし、キリスト教の浸透と共に、その伝統は徐々に変化し、やがてオランウータンなどの大型猿の頭蓋骨に取って代わりました。写真の木鐘の場合、頭の部分は、ややオランウータンなどに近い骨格をしています。ロングハウスの内部に設置されていたために、保存状態は良く、朽ちることもなく、ほぼ完璧な状態で残っています。大変珍しいタイプのハンパトンと言えます。 サイズは、高さが73cm、底面の最大直径がおよそ20.5cm、最大奥行きが21cmあります。洞の部分のサイズは、高さが40cm、幅8cm、深さ約11cmです。一方、付属の叩き棒の長さは30.5cm、最大直径およそ4.5cmです。重さは全体で7.4kg。
(注)時代物につき、虫食いの跡や、朽ちた部位が各所にあります。予めご了承お願い致します。 インドネシア文化宮は、インドネシアの24時間ニューステレビ局『メトロTV』東京支局がプロデュースするインドネシア情報発信基地です。
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